塩野七生の作品は、長い歴史に基づいた壮大なストーリーが特徴で、古代ローマやイタリアの歴史に深い関心を持っている方にとっては必見です。
しかし、どの作品から読み始めるべきか迷う方も多いでしょう。
この記事では、塩野七生の初心者向けの読む順番やおすすめの作品を紹介していきます。
この記事で分かること:
- 塩野七生の初心者向けおすすめ作品
- 読む順番のポイント
- 歴史に関心がある人にぴったりの本
- ローマやイタリアを題材にした作品の魅力
塩野七生の初心者向けおすすめ作品
塩野七生の作品は、歴史好きな方にとって非常に魅力的ですが、初心者にとっては何から読めばよいか迷ってしまうことがあります。
ここでは、初めての方でも読みやすい作品を紹介します。
ローマ人の物語(1) — ローマは一日にして成らず(上)
おすすめポイント
「ローマ人の物語」は塩野七生の代表作であり、古代ローマの歴史を網羅的に描いています。
この作品はシリーズの最初で、ローマが世界帝国を築くまでの過程が丁寧に描かれています。
初心者にとっては、非常に読みやすく、歴史の知識がなくても楽しめる作品です。
ローマ人の物語(2) — ローマは一日にして成らず(下)
おすすめポイント
「ローマ人の物語」シリーズの2冊目では、ローマの政治システムやカリスマ的リーダーたちがどのように国家を発展させていったのかをさらに深く掘り下げています。
歴史好きにはたまらない一冊です。
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
おすすめポイント
この作品は、ルネサンス期のイタリアを舞台に、チェーザレ・ボルジアという実在の人物の波乱に満ちた生涯を描いています。
彼の冷酷でありながら優雅な一面を詳細に描き、塩野七生ならではの視点が光ります。
塩野七生の作品を読む順番
塩野七生の作品は、時代やテーマごとにさまざまな作品があり、読む順番によって楽しみ方も変わります。
ここでは、初心者におすすめの読む順番を紹介します。
1. ローマ人の物語(シリーズ)
最初におすすめするのは、塩野七生の代表作「ローマ人の物語」シリーズです。
このシリーズは、古代ローマの誕生から滅亡までを描いた大作で、歴史に興味がある人なら一度は手に取ってほしい作品です。
順番に読むことで、ローマの歴史が一つの流れとして理解できます。
2. チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
「ローマ人の物語」を読んだ後は、時代を少し進めてルネサンス期に焦点を当てたこの作品がおすすめです。
チェーザレ・ボルジアという歴史的な人物を通して、当時のイタリアの政治や社会を学ぶことができます。
3. 海の都の物語
最後に、ヴェネツィア共和国の歴史を描いた「海の都の物語」もおすすめです。
ヴェネツィアの千年にわたる繁栄の歴史を描き、政治的な視点や文化的な側面からその魅力を堪能できます。
まとめ
塩野七生の作品は、歴史小説好きにはたまらない魅力が詰まっています。
初心者向けには「ローマ人の物語」シリーズや「チェーザレ・ボルジア」をまず手に取るのがおすすめです。
コロナ禍でのゆったりとした読書時間に、歴史の壮大な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
- 初心者には「ローマ人の物語」がおすすめ
- 読む順番は「ローマ人の物語」から始めるのが良い
- チェーザレ・ボルジアも人気の高い作品
- コロナ禍の読書にも最適な作品群