小説を1000冊読んだ齋藤明里さんによる『ディストピア小説おすすめ3選』の紹介です。
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ディストピア小説おすすめ3選
あかりん
「ディストピア」とは?
「ユートピア(理想郷)」の逆ということ。現代の問題点が未解決のまま近未来になってしまったら、こうなるんじゃないか?という未来のお話。
殺人出産
著者 | 出版社 |
村田沙耶香 | 講談社 |
あかりん
命とはなんぞやとか人間関係の正しさとか、そういう価値観を揺さぶってくれる♪
あらすじ
「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。
購入方法
ハーモニー
著者 | 出版社 |
伊藤計劃 | 早川書房 |
あかりん
「病気で人が死ななくなった世界」で餓死することを選択した彼女たちが、どういう未来を進んでいくかっていうお話♪
あらすじ
〈ベストセラー『虐殺器官』の著者による“最後”のオリジナル作品〉
これは、“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語——急逝した著者がユートピアの臨界点を活写した日本SF大賞受賞作
購入方法
『ハーモニー』はこちらの記事でも紹介してます♪
るん(笑)
著者 | 出版社 |
酉島伝法 | 集英社 |
あかりん
たくみさんみたいに理系の人こそ、読んだらパニックになっちゃうんじゃないかな♪
あらすじ
スピリチュアルと科学が逆転した、心の絆が生み出すユートピア・ニッポン! 結婚式場に勤める土屋は、38度の熱が続いていた。解熱剤を飲もうとすると妻の真弓に「免疫力の気持ち、なぜ考えてあげない」と責められる。……「三十八度通り」 平熱は38度で、病気の原因はクスリを飲むこと。お祈りですべての病気を治す世界で繰り広げられる、誰もが幸せなディストピア。『皆勤の徒』『宿借りの星』で日本SF大賞を2度受賞した期待の星による、連作小説集。