小説を1000冊読んだ齋藤明里さんによる『日常の謎ミステリーおすすめ3選』の紹介です。
日常の謎ミステリー小説おすすめ3選
日常の謎とは?
「ガッツリ人が死ぬやつ」とか「館に行ってどうのこうの」とかっていうやつではなく、基本的には主人公がもはや名探偵ですらないです。一般の人が日常で起こる、ちょっと不思議な出来事を解決していくタイプのミステリー小説を『日常の謎』と呼びます。
今回は、その中から私のすきなものを3作お持ちしました♪
和菓子のアン
著者 | 出版社 |
坂木司 | 光文社 |
和菓子の知識もどんどん増えていって、めちゃくちゃお腹が空く♪
内容紹介
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(うめもときょうこ)(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの18歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー!
購入方法
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
著者 | 出版社 |
三上延 | KADOKAWA |
とにかく実際にある本がいっぱい出てきて、それにまつわる謎を解いていく♪
内容紹介
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。
購入方法
少年名探偵 虹北恭助の冒険
著者 | 出版社 |
はやみねかおる | 講談社 |
私、虹北恭助くんに恋をしていた♪
内容紹介
ひとりでにふえてゆく駄菓子屋のおかし。深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。なんでも願いをきいてくれるお願いビルディング。虹北(こうほく)商店街で巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! 美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、講談社ノベルス史上最年少の名探偵(小学6年生)・虹北恭助の推理が冴える!!