小説を1000冊読んだ齋藤明里さんによる『泣ける小説おすすめ6選』の紹介です。
泣ける小説おすすめ6選
いやでも僕ね、全然泣かないタイプなんですよ。眼球サハラ砂漠って言われてたくらい。泣いてみたい!泣かせてくれ!
カッサカサじゃないですか!じゃあ、今回はベッチョベチョですよ!もうビッシャビシャ!
そして、バトンは渡された
著者 | 出版社 |
瀬尾まいこ | 文藝春秋 |
生まれて初めて、泣きすぎて一回本を閉じた!
内容紹介
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
購入方法
『そして、バトンは渡された』はAudible(Amazonの聞く読書)の聞き放題の対象になっています。
ライオンのおやつ
著者 | 出版社 |
小川糸 | ポプラ社 |
余命幾ばくもない人が…っていう話ってあんまり得意じゃない。なのに、スッと入ってきて自分の人生について考えることができる作品♪
内容紹介
人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
購入方法
52ヘルツのクジラたち
著者 | 出版社 |
町田そのこ | 中央公論新社 |
もう好きすぎて、2・3回読み返してる♪はじめて読んだ時は手に力が入りすぎて、表紙クッチャクチャになってた!
内容紹介
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
少年と犬
著者 | 出版社 |
馳星周 | 文藝春秋 |
身近に動物がいる人は絶対に泣いちゃう…♪
内容紹介
傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。
2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。解説・北方謙三
購入方法
『少年と犬』はAudible(Amazonの聞く読書)の聞き放題の対象になっています。
魔女たちは眠りを守る
著者 | 出版社 |
村山早紀 | KADOKAWA |
人生にとって何が大切なのかが描かれていて、ハートフルで暖かい涙が流れる作品♪
内容紹介
この世界の夜と眠りを守るのは、まるで天使のような、魔女たちでした―。優しくて、愛しくて、涙が溢れて止まらない…ささやかな日常をぎゅっと抱きしめたくなる物語。人気作家・村山早紀が贈る奇跡のファンタジー小説!
購入方法
かがみの孤城
著者 | 出版社 |
辻村深月 | ポプラ社 |
子どもたちの信頼関係によって、困難を乗り越えようとする姿に泣ける♪
内容紹介
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
購入方法
辻村深月の読む順番とおすすめ作品を解説!なぜこの順番が良いのか?