村上春樹の代表作の一つ『1Q84』は、全6冊からなる壮大な物語です。
読む順番や各巻の内容について正確に把握しないと、複雑なストーリーに迷うこともあります。
この記事では、正しい順番とともに、1Q84のあらすじや完結状況についても詳しく解説していきます。
1Q84の正しい読む順番
『1Q84』は、全3部構成で、各部が「前編」と「後編」に分かれているため、文庫本では全6冊になります。
正しい読む順番を守ることが、物語を楽しむための鍵です。
1Q84 読む順番リスト
- 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編
- 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編
- 1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編
- 1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編
- 1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編
- 1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編
この順番を守ることで、キャラクターの関係性や物語の流れを理解しやすくなります。
『1Q84』のあらすじ
BOOK1・2(4月-6月)
物語は、独身でスポーツインストラクターの青豆(あおまめ)と、作家志望で予備校教師の天吾(てんご)という二人の主人公を中心に進行します。
二人の物語は、交互に描かれ、最初は全く別々の人生を送っているように見えますが、次第に彼らの運命が重なっていきます。
青豆は、ある正義のために行動し、天吾は不可解な原稿のリライトに関わることになります。
このリライトが、物語の中核を担う出来事へと繋がっていきます。
📚読んだよ📚『1Q84 2』
— みんなの読書会📚@川崎 (@minna_dokusho) November 15, 2024
2巻は全体の中でも読ませる巻。
天吾がふかえりに「サハリン島」を読み聞かせるシーンがよい。
作者はこれを書きたくて、この小説を書いたのではないかと思うほど。#1Q84#BOOK 1後編#村上春樹#新潮文庫 pic.twitter.com/RzFZJyZgsA
BOOK3・4(7月-9月)
青豆と天吾の物語はさらに深まっていき、二人は共通の「1Q84」という異世界にいることに気付き始めます。
このパラレルワールドでは、現実とは異なる法則が働き、彼らは自分の選択によって運命を決定づけていくことになります。
天吾が関わった原稿が、大きな波紋を呼び、青豆はその影響を受けながら、自身の使命を果たすために行動を続けます。
BOOK5・6(10月-12月)
物語はクライマックスへと進み、青豆と天吾の物語は交錯します。
さらに、新たな視点として、もう一人の人物が登場し、物語にさらなる深みを加えます。
全ての出来事が繋がり、彼らが直面する選択の重さが明らかになります。
最後には、青豆と天吾が「1Q84」の世界で再び出会うことができるのか、そしてその先に待つ運命は何かが描かれます。
1Q84は完結している?
『1Q84』は全6冊で完結しています。
物語の全ての謎が明らかになるわけではなく、読者に考察を委ねる部分も残されていますが、主要なストーリーラインはBOOK3の後編で締めくくられています。
文庫版と単行本の違い
『1Q84』は、文庫本と単行本の両方で出版されています。
文庫版は6冊に分かれており、各部が「前編」と「後編」に分割されていますが、単行本は3冊にまとめられています。
内容に違いはありませんので、どちらを選んでも大丈夫です。
最近読んだ「1Q84」は、村上春樹の壮大な世界観が展開される長編小説。現実と非現実が交差する不思議な物語に、思わず時間を忘れてしまいます。
— いずみ (@Izumiabec) January 28, 2024
まとめ
- 『1Q84』シリーズは全6冊で完結しています。
- 正しい読む順番は、BOOK1前編 → BOOK1後編 → BOOK2前編 → BOOK2後編 → BOOK3前編 → BOOK3後編。
- 青豆と天吾という二人の主人公が、パラレルワールド「1Q84」で運命的に交錯する物語。
- 文庫本は6冊、単行本は3冊で出版されています。